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二〇一八年、年の瀬に思うこと

by ふるさわあきこ

ニットウェアデザイナーさんて、どうやってデザインしているの?

 

 先日、親しいニッターさん達と都内で忘年会ランチをしました。

 彼女たちはデザイナーさんでもあるので、今作業中の新しいデザインのこと、パターンの書き方のこと等を相談し合ったり、アイデアノートやカラーワークのスワッチを見せてもらったり、私も、新しく取り扱う予定の糸のサンプルを見てもらって意見をもらったり、話は尽きない尽きない!

 とても興味深かったのが、デザイナーさんがニットのデザインをする際、糸ありきで形や細部を考えていくのか、それとも、デザインが先に思い浮かんで、その後、そのデザインにマッチする糸を当てはめていくのか、というデザインの手順の話になった時。

 もちろん、ケースバイケースということもあるようですが、根本的な考え方が真反対だったりして、デザイナーさんによってやはり考え方や手順が違うんだな、と聞いていて面白かったのです。

 

 また、どういうデザインにしたいか、デザインする上で心がけていること、譲れないこと、といった独自の考えもしっかりお持ちで、それもまたそれぞれに違っていて、個性を感じました。

 

 つまり、デザインという作業のはじまりから終わりまでに関して、セオリーや効率的なやり方はあるかもしれないけど、正解はないし、デザイナーさんによって全く異なる、それぞれのやり方がある、ということ。

 デザイナーさんはそれぞれに自分のこだわりや好きなものをそのデザインに込めるべく、自分の心地よいやり方を自然と実践されているのでしょう。

 

 私は仕事柄、何人かの手編み作家さん、ニットウェアデザイナーさんと親しくさせていただいていますが、みなさんご自身が思っていらっしゃるよりずっと個性やこだわりがいっぱいあって、この話はいくらしていても飽きないし、掘れば掘るほど深まっていって、果てがない気がします。

 

 このブログでも、そういった作家さん、デザイナーさんをはじめ、編み物に関わる仕事をしている方、ダイヤーさん、編み物を趣味とする一般のニッターさん等々、色々な方にお話を聞いてインタビュー記事を掲載したいな、と考えています。

 

 

 二〇一八年を振り返って

 

 忘年会だったので、「二〇一八年はどんな年だった?」という話もしました。

 全体を通して考えると、自然災害の多い一年だったな、と思います。

 今年初めて「個人」としてではなく、「ヤーナホリック」として義援金を募り、被災地に送らせていただくという経験もしました。

 被災された方々には改めてお見舞い申し上げます。

 私個人にとって二〇一八年はいつも通り地味でしたが、とても心地よい年でした。

 

 二〇一七年までちょっと自分で自分の仕事を忙しくしすぎていたような感じだったので、あまり気持ちに余裕を持てず、日々の生活を楽しむことが難しかった時期もあったので。

 ですが、二〇一八年は前半は忙しくさせてもらったのですが、後半は少し仕事量を減らしたおかげで、プライベートな編み物も出来たし、好きなクロスステッチも刺せたし、読書もたんまり出来たし、健康の為に隙間時間にウオーキングも出来るようになったし、気持ちにゆとりをもってお料理や掃除ができたし、お友達とも楽しい時間を過ごせました。

 

 こんなにプライベートに時間を割けるようになったのは、この仕事を始めて以来だったので、私自身、かなりの変化です。

 仕事以外に興味を持てるものができた、というのも大きかったかもしれません。

 去年までの私だったら、めいっぱい仕事をしていないと不安になってしまっていたと思うのですが、自然とそういう不安がなくなり、公私のバランスが取れるようになりました。(自営業って色々な面で不安定なので)

 

 それと、人とのつながりや深まりを感じられた一年でもありました。

 

 私は元々、人とのお付き合いは「狭く深く」派なのですが、ひとりで完結する仕事をしている関係上、なかなかお付き合いの輪を広げることが難しいと日々感じています。ですが、今年は仕事でもプライベートでも新しいご縁に恵まれたり、信頼し合って深く話せる機会にたくさん恵まれ、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。

 

 来年もそんな風に過ごせていけたら最高ですね。

 

 

 二〇一九年どんなことしたい?

 

 来年の抱負や目標、やりたいことも話しました。

 

 色々あるのですが、その中でも次のようなことを考えています。

 

 ▼ニッターさんに会いに行きたい。毛糸を持って地方へ行商に行きたい。東京でも小さくていいからイベント出来たらいいな。

 

 これに関しては、気持ちに少し余裕が出来たことと、今まではなんでも一人でやらないといけないような気持ちが大きかったのですが(今もその気持ちが無くなったわけではないのですが)、一緒に行ける人たち、手伝ってくださる人たちとのご縁が出来まして。

 もともと私自身が初対面の不特定多数の人とお会いするのがすごく苦手なタイプなのですが、今なら楽しんでチャレンジできるかな、と。

もちろん、出来る範囲で。

 

 今も、現在進行形でひとつプロジェクトが進んでおります。

 クローズドな小さいイベントになる予定ですので、広く参加者を呼びかけることは出来ないと思いますが、こちらのブログでどんな感じだったか報告できたらと思います。

 

 

 ▼編み物する人の話を聞きたい。それをブログ記事にしたい。編み物しない人にもその記事を読んでもらいたい。

  

 これは、先にも話した通り、編み物に携わる色々な人に話を聞いて、それをブログで公開したいな、という私の勝手な欲求を形にする企画です。

 

 今までは作品やパターン自体に注目が集まることはあっても、人にスポットが当てることは少なかったように思うのです。一部の有名な方のみならず、色々な人の話が聞いてみたいな、と。

 

 ***

 

 いずれにしても、「やらなきゃいけないこと」ではなく「やりたいこと」を形にしていきたい。実践していきたい。

 

 今までの六年間(それより前からお付き合いの方も含めて)で、種を撒き、少しずつ育んできた関係や事柄がようやく実を結んできたような気がします。

 私一人に出来ることは本当に些細で小さな事ばかりですが、少しずつお客様に恩返しできますように。

 

 

 

 寒さもぐっと増してきました。

 二〇一八年も大変お世話になりました。

 二〇一九年もどうぞよろしくお願いいたします。 

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